Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2022年4月号 経済学部 W.A

治安、危険を感じたこと、トラブルについて

私は、夜中あまり出歩くことがないので危険を感じたことは今のところありません。ベクショーの治安は良い方だと思います。ただ友達曰く、ベクショーの駅前で若者が爆竹をしているのを一度見かけたそうです。夜出かける時は、一人ではなく何人かで一緒に出かけるのがいいと思います。私がスウェーデンにきてから気になるのは歩きタバコです。思っていたよりも街中でタバコを吸っている人が多いので、タバコが嫌いな私にとっては少し困りますが、今のところそれくらいです。


ワクチン3回目接種

3月の初めにコロナワクチン3回目の接種をしました。私は、スウェーデンのヘルスケアについての情報が見れる1177.seというサイトから予約をしました。誰でも無料で受けられます。キャンパスでも3月はワクチン接種ができたのですが、私は日程が合わなかったので近くの保健所で打ってもらいました。ワクチン接種1・2回目は、日本でモデルナを打っていたので、3回目はファイザーを打ちました。腕のだるさと微熱が2日間ほど続いたのですが、それ以降は異常なく体力も回復して元気になりました。周りの友達は、2回ワクチン接種しているけれど、3回目は打っていない人が多いような気がします。海外でワクチン接種をするというのは少し不安でしたが、私が接種したときは完全予約制で、その時間に行けば待ち時間なしで打ってもらえたのでとても楽でした。マスクをしている人は、滅多に見かけません。


コンサートについて

授業のない週末に、同じフロアのアメリカ人の友達とSwedish singer である「Molly Sandén」という人のコンサートに行ってきました。”イェンショッピング”という2時間ほどベクショーから離れた街が会場でした。普段は授業でも留学生同士でいることが多いのですが、会場は本当にローカルの人ばかりで、歌詞もスウェーデン語なので、この日が一番スウェーデンにいるなと感じた日でした。友達から誘われていなかったらこういう機会はなかなかなかったと思うので、友達には感謝しています。スウェーデンでコンサートに行く機会があれば、是非行ってみてほしいと思います。


Walpurgis Night (Valborg)について

これはスウェーデンでは伝統的な春のお祝い事として行われます。元々は悪霊を追い払うと信じられており、今ではガーデニング用品を処分するためのお祭りのようになっているようです。「4月の最後(4月30日)」に行われ、学生にとっては夏を先取りするようなイベントになっています。夕暮れ時には焚き火をし、その焚き火を人々が囲み春と明るい未来を歓迎するスピーチや歌に耳を傾けるそうです。家族や友達、大切な人と一緒にお祝いします。リネウス大学では、28日、29日、30日の3日間キャンパスでたくさんのイベント・アクティビティが行われました。大学の敷地内にある芝生の広場でコンサートやスポーツなどが行われています。多くの学生はオーバーオールを着て参加しています。このオーバーオールは学部によって色が分かれているみたいで、私は買っていませんが寮の同じフロアに住んでいる女の子たちは前日にワッペンを貼り付けたり、自分の名前を書いたり、オーバーオールにデコレーションをして楽しんでいました。キャンパス内でアルコールを飲めるのもこのイベントの醍醐味だと現地の友達は言っていました。この時期、授業を取っている学生にとっては試験期間とイベントが盛り沢山なので大変ですが、みんなオンオフしっかりしていて遊びも勉強も全力で楽しんでいます。そのような友達が周りに多いので、かなり良い刺激をもらっています。


最後に

私がスウェーデンに来て3ヶ月が過ぎ、もうすぐ4ヶ月が経とうとしています。この4ヶ月を通して、改めて一つひとつの出会いが本当に奇跡の連続だなと感じます。今日この時間のこの場所にいなければ会わなかったであろう友達ばかりです。そんなみんなとこの留学生活を共にできていることを心から幸せに思うのと同時に、友達には感謝の気持ちでいっぱいです。こちらでできた友達のほとんどが1セメスターのみのスウェーデン交換留学で夏には帰ってしまうので、残りの一緒に過ごせるかけがえのない時間を大事に過ごしたいと思います。私も周りに良い刺激を与えられるように自分がやれることを全力でやりたいと思います。



Sportsの授業でキャンパス内を探索した

3回目のワクチン接種をした場所

コンサート時の写真



Valborg