Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2022年5月号 経済学部 W.A

日本から持ってきてよかった物 

自分が好きな本、ヒートテック、洗顔、化粧水、リュック、延長コード、水着…など。私の場合、特にこれがなかったら無理というものがないので、あまり参考にはならないかもしれませんが、自分が普段使っているもので必要なものを持ってきたらいいかなと思います。ただ、何を買うにも物価が高いので、お金に余裕がない人はできるだけ持ってくることをおすすめします。ユニクロは、コペンハーゲンとストックホルムにあります。H&Mや古着屋もベクショーにあるので服を選ばなければ安く購入できます。


Gotland tour

日本のゴールデンウィーク期間中に、私はESNという大学の学生団体が主催するGotland tourに2泊3日で行ってきました。ゴットランドは、「Swedish holiday island」 とも呼ばれ、ジブリ映画である「魔女の宅急便」に出てくる13歳の魔女が空から舞い降りた「海の見える街」のモデルとなった場所です。バルト海に浮かぶスウェーデン最大の島で、ゴットランドの西にある街Visbyは3.4kmの城壁に囲まれた中世の面影を色濃く残す街で、スウェーデンの世界遺産のひとつです。

1日目は、朝8時半にキャンパス集合だったので、まずキャンパスまで自転車で行って出発。バスでベクショーから北東に2時間かけてOskarhsamn というフェリー乗り場に向かいました。Kalmarキャンパスからの学生はこのフェリー乗り場で合流。OskarhsamnからGotlamd(Visby)まで3時間フェリー。この日は快晴で、ツアーのみんなと一緒に3時間屋上に座って音楽を聞いたり、カードゲームをしたりして過ごしました。観光シーズンの少し手前ではありましたが、気候もあたたかくなってきているからか思っていたより人が乗っていました。到着後は現地のガイドさんがお出迎えしてくれ、バスに乗り込んでVisby2時間ツアー開始。Visbyの街並みに惚れ惚れしていたらあっという間に2時間終了。ガイドさんとお別れしてから、Visbyから少し離れたところにあるビーチ(バルト海に面している)から徒歩30秒の近さのコテージへ。コテージに一緒に泊まったメンバーは、German5人、Swedes1人、Indonesian1人、私の8人でした。荷物をおろしてサンセットまで2時間くらいだったので近くのビーチまで行って、水温4度くらいの海へみんなで一斉に飛び込みました。死ぬかと思うくらい寒かったけれど、いい思い出になりました。シャワーを浴びた後BBQして飲みながらみんなで見た夕日が本当に綺麗でした。1日目終了。

2日目は、朝9時集合でGotlandの少し上にある小さな島Fåröという場所にバスで行きました。とにかく天気が良くて、バルト海がものすごく綺麗に見えました。有名な観光スポットである大きな岩がたくさんある場所に行って1時間くらいその周辺でFree timeを過ごしてから、Lighthouse まで6キロくらい砂浜を走りました。魔女の宅急便のテーマ曲「海の見える街」を聴きながら走ると自分も本当に同じ場所にいるんだと感動しました。コテージに戻る前に、買い出し組に選ばれたのでVisbyにあるスーパーマーケットに向かいました。海外の人はベジタリアン、ビーガンが多いので、一緒に食べるとなると食材を選ぶのが難しいなと思いました。それと同時にスウェーデンではほとんどどこでもベジタリアン、ビーガンの食材を手に入れることができるけれど、日本ではそうはいかないなと思いました。夜はコテージでパーティーをして2日目終了。

3日目は、朝からCave tourをみんな予約していたけれど、私だけ予約していませんでした。私はVisbyでモデルになった場所を歩いて回りたかったから、みんなと一緒には行かずに途中で先に降ろしてもらい、1人Free timeになりました。バスから降りるとき、みんなに「本当に降りるの?」という感じで見送られましたが、後から聞くと私のチョイスが正解だったとみんなに言われました。Cave tourは大したことなかったそうです。私は魔女の宅急便に出てくるキキが空から舞い降りる時にうつるレンガの屋根の家が建ち並ぶView pointで音楽を聴きながら浸り、祖父母と母親と親友に電話をしました。お土産屋さんでハガキと切手を買い、祖父母と両親に手紙を書いて送りました。先週くらいにハガキが届いたという連絡がきてとても喜んでくれていたのでよかったです。「St.Hans cafe」という場所でみんなと合流しました。そこで、祖母がテレビで見ておすすめしてくれていたSafran pancakeを食べました。カフェの外の庭がとてもおしゃれで雰囲気の良いカフェでした。カフェを出た後は、Visbyの街を歩き少し買い物をして、14時半にFerry portへ集合してView point へバスで向かいました。Visbyの街並みが一望できる場所で天気も良くて海もキラキラ輝いていて、こんな場所に本当に住んでみたいと思いました。そのあとは3時間フェリーに乗って、2時間バスに乗って、22時ごろベクショーに帰ってきました。とにかく最高の時間をありがとうとみんなに伝えたいです。このゴットランドツアー後、動画を編集して同じコテージのみんなに送ると、みんなとても喜んでくれていたので嬉しかったです。ロシアとの国際事情でこの島に行くのがこの先困難になるかもしれないのですが、もしチャンスがあれば是非行ってみてほしい素晴らしい場所です。


Vaxjo Pride Parade

5月中旬にホストマザーに誘われてVaxjo Pride Paradeに参加してきました。Vaxjo Pride Paradeというのは、毎年5月にVäxjöで開催されるお祭りで、簡単にいうとLGBTQの人たちと、彼らの価値観を共有するすべての人のためのカラフルなお祭りです。目的は、同性愛者、両性愛者、トランスジェンダー、同性愛者の生活条件を様々な方法で強調し、支援し、発展させることです。パレード自体は誰でも参加できて、ベクショーの人々、私が出会った人はコペンハーゲンからわざわざこのパレードのために仕事の休みを取ったりして来ていたので、それくらいこのイベントは多くの人にとって大切なパレードなんだなと感じました。みんなそれぞれカラフルな服を着たり、体にペインティングしたり、音楽に乗って踊ったり、見ているだけで楽しくて、一人ひとりが本当に心の底からこのイベントを楽しんでいるのが伝わってきました。パレードが行われたのは、私が住んでいる場所から10分ほど歩いたところでした。こんな近くでこれほど大きなイベントを経験したことがなかったので、本当に自分はここに住んでいるのかと一瞬疑ってしまうくらい大きなお祭りでした。パレードは約30分くらい続いて、そのあと近くの公園にあるステージのようなところでコンサートが開かれました。そこで何組かのアーティストが歌ってくれました。みんなカラフルなので、とても派手な夏のミュージックフェスティバルを思い出させてくれるような感じでした。前日に友達とサウナへ行ったときに出会った人がコペンヘーゲン出身の人でその人とそのコンサート会場で偶然また出会いました。その人がかなり大きいカラフルなフラッグを持っていて貸してくれたので、現地の人のようにフラグを振ってコンサートを大満喫しました。言葉にするのは難しいですが、このタイミングでこの日にこのパレードに参加できて本当によかったです。ベクショーに来る機会があれば、Vaxjo Pride Paradeをチェックしてみてください。



Visby

Visby

Vaxjo Pride Parade