Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2024年2月号 政策学部 W.N

① 現地の学生、友人について

 私は大学から少し離れた寮に住んでいます。50~60人の学生が5階に分かれて住んでいて、私のフロアには13人が住んでいます。アメリカ出身がとても多い印象ですが、カナダやブラジル、エクアドルなど出身の友人たち、またアジアからは日本、韓国、香港、中国がとても多いです。ヨーロッパの学生は基本的にキャンパス近くに住むので多くはありませんが、オランダやフランス、ドイツ出身の友人も住んでいます。基本的に長い時間を寮で過ごすので、旅行に行ったり普段から出かける距離の近い友人は同じ寮のコミュニティです。

 スウェーデン人の友達はとても作るのが難しいと感じますが、同じ講義をとっていてグループワークなどがあったり、課外活動などで一緒になると、仲良くなることもあります。しかし、スウェーデンの学生は一般的にスモールトークを好まなかったり、あまり積極的でないので、こちらから話しかけても仲良くなるのはとても難しいです。しかし、バディプログラムは応募しておくといいと思います。スウェーデン人のバディとマッチするとその人と仲良くなれますし、友達のバディと仲良くなるケースもあります。実際私のバディはスウェーデン人で、また友人のバディとも仲良くなり、土曜日のスポーツイベントでたまにバトミントンしたり、学校から一緒に帰ったりして交流しています。

 

②スウェーデン語について

 留学生向けにスウェーデン語の授業が開講されていますが、取るか取らないかは人それぞれです。私はスウェーデン語の講義は受講していませんでしたが、スウェーデンに住んでいる以上、コミュニティに溶け込むためにある程度の知識はあると、より楽しくなると思います。

 スウェーデンの人たちは、高校生でも英語が話せますし、大学生はほとんどの人がペラペラです。年配の方も話せる方がほとんどで、英語が通じない状況はほとんどありません。しかし、買い物やイベントに行くと必ず英語ではなくスウェーデン語でまず話しかけられます。まずはスウェーデン語で話す努力をすると、相手も優しく聞いてくれます。もし、スウェーデン語が話せないことが分かると、すぐに英語に切り替えたり、英語とスウェーデン語を混ぜて話してくれます。留学が始まって半年以上経ちましたが、英語でのコミュニケーションに抵抗がなくなった分、最近ではスウェーデン語の能力の低さに少し恥ずかしさを感じるようになりました。ただの旅行客ではなく、学生として長期滞在している身として、スウェーデンの文化や言語をもっと勉強しておけばよかったと感じることがあります。

 留学出発前の方は英語や自分の専門分野の勉強だけでなく、その国の言語や文化を知っておくだけで留学を楽しくするための大きなアドバンテージになると思うので、ぜひ興味を持って調べてみてください。また、次回のマンスリーレポートで執筆予定ですが日本語や日本文化についても広く興味を持っていると良いと思います。

 

 

写真: キャンパスの様子。2月は曇り、雨、雪ばかりですが、3月にかけて晴れの日が増えてきます!