Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2012年12-1月 国際文化学部 Y.H

 

【長期休暇について】

リヨン第3大学の試験は12月中旬から1月中旬まで行われ、CM(大講義)の数が試験の数になり、それに伴いバカンスの長さが決まります。もし仮に試験が沢山あったとしてもクリスマス休みは12月23日から1月2日まであったので、十分にバカンスを楽しめると思います。昨年の先輩も書かれていますが、このバカンスが終わると1ヶ月ほどの長期休暇はしばらくないので、しっかり計画を立てることをお勧めします。それにTGV、飛行機などのチケットは早ければ早いほど安く買うことが出来るので、長期休暇に限らず、旅行の計画は早めに立てる方が良いと思います。

 

【クリスマス】

クリスマスは日本語学科の友達のお宅にお邪魔させてもらいました。4日ほど滞在させてもらい、その間にフランスの家族・家庭に触れることが出来、Chamberyにも行けました。

日本ではクリスマスは恋人と過ごすイベントであるという考えがありますが、フランス(ヨーロッパの他の国も)は家族と過ごすイベントです。フランスでのクリスマスは日本のお正月にあたるような気がしました。

私が行かせてもらったお宅ではクリスマスイブの日に友達の両親の姉妹や友達の兄弟、家族一同が集まりました。そして、晩ご飯には鳥の丸焼きやグラタンなどが出てきました。それを食べながら、ゆったりとした楽しい時間を過ごしました。

そして、何より驚いたのはプレゼント交換です。親から子どもへだけでなく、子どもからも親にあげていたり、兄弟やいとこ同士でもプレゼント交換をしていました。私の場合、クリスマスは家族と過ごしていますが、ケーキを食べるくらいで、他には特に何もしないので、とても不思議な感じがしました。なので、これからは家族との時間をもっと大切にしていきたいなと思いました。クリスマスという家族のイベントに私を受け入れてくれた友達とその家族に心から感謝しています。また、機会があれば、是非会いに行きたいです。

 

【旅行で感じたことについて】

私は年明けにベルギーへ行ってきました。ベルギーは皆さんもご存じのようにワッフルや小便小僧で有名な国です。また、あまり知られていませんがフライドポテトの発祥の地であったりもします。旅行はBruxelleのみだったので、のんびり過ごせ、アンティーク市や博物館に行ったりしました。しかし、もっとしっかり計画を立てて行けば、フランダースの犬の舞台になったと言われているアントワープなど地方にも行くことが出来たと思うので、計画を立てることは必要だと思いました。

今回の旅行で気が付いたことはヨーロッパ内でも国境を越えても言葉が通じる国と越えると全く通じない国があるということです。クリスマスマーケット巡りをするためにアルザス地方とドイツのシュツットガルトに行ったときと今回の旅行でそのように感じました。

ベルギーはフランス語圏とオランダ語圏に分かれているので、フランス語も通じました。シュツットガルトはドイツの町ですが、ストラスブールからそれほど遠くない所にあります。それでもフランス語が殆ど通じず、英語を話す人も全然いなかったので、道を聞くのも大変でした。ドイツもベルギーもフランスに接している国なのに、これほどの違いがあることがとても不思議だと思いました。ヨーロッパは陸続きなので国境を越えてもフランス以外の国に来た!という感覚があまりないような気がします。それにEU圏だと出入国審査などもないので、余計そのような意識を持てないのだと思います。なので、言語が違う、通じないことを通して、違う国に来たと初めて実感が湧くような気がしました。これは日本では感じられないことだと思います。

 

【バカンスを終えて】

また、旅行をするとフランス語を話す機会が日常より多く持てるような気がします。私が普段あまりフランス語を使っていないためにそう感じるのかもしれませんが、話すことがとても大切だと思えるし、伝わるとモチベーションアップにも繋がるし、何よりコミュニケーションが取れることがとても楽しいです。なので、普段の生活でもそれを感じられるように、これからも努力していこうと思いました。

このことに気付くことができたので、旅行をして良かったと思いますが、お金を使いすぎてしまったという反省点もあります。私は元々、浪費癖はない方なのですが、それでも使ってしまいました。なので、色々な所に行きたいという気持ちや日本から行くより安いからという理由で沢山旅行をすると思いますが、1回の旅行で使う金額を決めておくことは大切だと思いました。また、旅行とは違いますが、1ヶ月で使う金額もある程度、決めておいた方が良いと思います。しかし、私の場合、日本では親に頼り切って生活していたので、このように自分で考えながら生活することはこれから役立っていくと思いますし、本当に良い経験をさせてもらっているなあと感じています。