Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2013年2月号 国際文化学部 Y.H 

授業紹介②(受講している科目について)

前回(10月号)では留学生必修の授業について書いたので、今回はそれ以外の授業について書こうと思います。

リヨン第三大学では留学生は必修授業はクラスなどが決められていますが、それ以外の授業はどの学部のどの授業でも受講することが出来ます。日本での最初の手続きの段階でどの学部で勉強するかを決めるように言われます。私はその時点ではその選んだ学部の授業しか取れないと思っていたのですが、実際は全く異なる学部の授業も取れるので、その点に関しては心配しなくても大丈夫だと思います。

そして、日本人の学生の多くは日本語学科のtheme(フランス語から日本語へ訳す授業)とversion(日本語からフランス語へ訳す授業)を取っていると思います。日本人にとってはversionの方が難しいと言われていて、私も実際そう感じています。今回のセメスターでは3年生のthemeと2年生のversionを取っていますが、それぞれしっかり予習しておかないとついていけません。また、これらの授業はTD(少人数授業)なので、3週間に1回のペースでテストがあります。それに向けても、ちゃんと勉強しなければいけません。先週、versionのテストが早速ありました。前のセメスターの時は全然書けなかったのですが、今回は一応、解答欄を全て埋めることが出来たので、少しは伸びているのかなと思ったりもしました。これで結果も伴ってくれていれば、嬉しいなと思います。私にとってはこのように小刻みにテストがある方が勉強を怠らずに取り組めると思ったので、このセメスターではTDのみを登録し、CM(大講義)は聴講だけにしています。

 

余暇の過ごし方

このセメスターでは必修授業とTDの授業2つだけなので、聴講している授業を含めないと授業がある日は実質2日しかありません。でも私は部屋にいるとパソコンの誘惑に負けて、あまり勉強が出来ないので、授業がなくても学校へ行き、図書館で勉強するようにしています。

それでもずっと勉強というのも集中力がもたないので、リヨンにある様々な所へ出掛けることもあります。私は毎月、月の初めに約28ユーロ(年明けからリヨンの交通機関の値段が上がりました!)で“Tecely”という定期券のようなものを購入(チャージ)しています。それ1つでリヨンのメトロ、バス、トラムが乗り放題なので移動も楽になりますし、何より行動範囲が広がります。それを利用して、マルシェ(市場)に行ったり、行き先を決めずに気の向くままに行ってみたりもします。最近は寒いので長時間外にいることはないのですが、少し暖かい日は散歩したりもしています。散歩していると新しいお店を見つけたり、景色の良いところを見つけたり、色々な発見があるので楽しいです。

また、友達と会うこともあります。私は友達とfeteのようなものはあまりしませんが、一緒に昼ご飯を食べたりします。それに人と会うことでフランス語を話したり、聞いたりする機会も増えるので、これからもそのような機会を出来るだけ多く持てればいなと思います。

 

自由テーマ

リヨンは大きな街なので言語の違いはあっても、大抵のことは日本と変わらずに出来る街だと最近感じています。例えば、スポーツの保険に入っていれば大学内でスポーツやダンス、ヨガなどが出来ます。勿論、学校外でも自分で探せば、出来ると思います。

他にもリヨン第三大学にはオーケストラがあり、学生のみでなく、趣味として楽器を演奏している人たちが集まっています。アマチュアの人ばかりだと聞いていますが、皆、上手です。コンサートも開かれ、お客さんでいっぱいになります。それ以外にも沢山コンサートなどが催されています。私はSalle Moliereという所で開かれるピアノのコンサートに何回か行きました。日本ではコンサートなどほとんど行かなかったのですが、ここでは学生はコンサートが始まる45分前以降なら5ユーロで聴くことが出来るので都合が合えば行きます。これ以外にも色々なコンサートやイベントがあるのだと思います。

なので来期以降、リヨンに留学する学生は色々と探してみてはどうかなと思います。日本でやっていた趣味や好きなことをリヨンでも続けることが出来るのではないでしょうか。自分の好きなことをする、これも余暇の過ごし方の1つになると思います。自由な時間が多い分、その時間をどう使っていくかが、有意義な留学生活にも繋がってくるのではないかなと思いました。