<余暇の過ごし方>
図書館にいることが多いです。
大学にも図書館はありますが、リヨンには市立図書館が15か所あります。閲覧だけなら無料ですが、借りるためには有料のカードを作る必要があります。カードは一年間有効のものが18ユーロで、パスポートなどの身分証明書と申し込み用紙を提出すればその場で作ってもらえます。カードは全市立図書館共通で、一度に20点まで、3週間借りることができます。本だけでなくCDやDVDも借りることができますが、特にDVDは傷だらけの場合が多く、再生できないことも多々あります。返却の遅延に関してはシビアで、延滞金を取られます。
あとはLa trottinette(キックボード)で街をさまよっています。
フランスにおいては一般的な乗り物で、特に都市では大人も子供もよく乗っています。トラムや地下鉄などにもそのまま乗せられるので便利です。値段は大人用で60ユーロぐらいから。ただし注意事項としてフランスの道路はガタガタだったり波打っていたりと路面状態はかなり悪く、夜はもちろん昼も注意が必要です。私は2度吹っ飛んで血だらけになりました。気をつけましょう。
<Le cadre noirについて>
普通の人は知らないマニアックなフランス文化シリーズ、第六弾はLe cadre noir。
オリンピックの種目にもなっている馬術ですが、フランスには国立の馬術学校がSaumurという町にあります。ここでは日々生徒たちが教官たちのもと、馬術の練習や馬の管理・飼育を行っており、それらはツアーで見ることができます。この教官たちのことをLe cadre noirと呼び、年に数回彼らによる試技が披露されるので観てきました。
試技の内容としては斜めに歩かせる、複数が一糸乱れぬ行動をとる、ジャンプ、曲芸などがあります。曲芸には後ろ脚だけで立ち上がる、後ろ足を蹴り上げる、ジャンプしながら後ろ足を蹴り上げるの3種類があります。ここに書いてもわかるように、はっきり言ってとても地味なものばかりです。
感想としてはそもそも馬術の何たるかを全く知らず、また初めて見たのでこれらの演技がどれほどすごいものなのかがいまいちわかっていないという現実もあり、「ふーん」という以外の言葉が出てこないというのが率直なところです。それでも会場は明らかに金持ちであろう人々でにぎわっていたので、私には高尚すぎたのかもしれません。