①現地の学生、友人について
リヨンに来てから出会った学生ですが、まず気にかかった点が当然のことであるとは思うのですが同じ日本人留学生の大半が学部生だという点です。幸いにも同じ学部に他にも院生が居たのですが、他国の学生とのカルチャーショック以前に日本人学生同士でのジェネレーションギャップも感じてしまうことが少なからずありました。
日本人学生以外の学生を見ていて感じたのは授業内においてPCを始めとする電子機器を日本以上に多用する、ということでしょうか。ノートテイクは圧倒的多数がPCを用いています。特に大講義ではweb上で資料配布することが大半なのでそれもあってPCでのノートテイクの方が都合がいいということもありますが、紙とペンでノートを取っている人は本当に数えられるほどです。
こちらで出来た友人の話へ変わりますが、残念ながら私はコミュニケーションを積極的に取りに行く方ではないので友好関係は非常に狭いです。しかし、日本文化に興味を持った学生(有難い事にこちらは院生が多いです)と交流する機会を得ることがあり、そこで知り合った友人たちとは定期的にあっています。丁度来週「花のない花見 Hanami sans fleurs」という花見という名だけ借りたピクニックに誘われているので楽しみにしているところです。また友人の内何人かは9月から日本に来るとのことなので帰国後の再会も今から楽しみにしています。
②大統領選挙が始まりました
先日、4月23日に1回目の大統領選挙が行われました。とは言えこちらに来た当初からずっとニュースを聞く度見る度に大統領選挙の話をしていたのでやっと今になって選挙が行われたのかという風に感じてしまうのですが。
フランスの大統領は2000年以降任期5年と定められ、2008年以降は連続した任期は2期、10年までとされています。現大統領フランソワ=オランド氏の任期が5月16日までなので今回の選挙が行われています。
先ほど1回目の選挙と書きましたが、大統領選は1回目の投票で過半数の得票を獲得する候補者が出るか、2回目の決選投票で勝った候補者が大統領になります。決選投票は1回目の投票の2週間後なので5月7日になります。
選挙までの盛り上がり具合もそうでしたが、今回大統領選を見ていて感じたのは投票率が高いことです。日本の投票率が著しく低いだけなのかもしれませんが投票率が8割近く国民の関心が非常に多く集まっています。各地でデモなども起こっており、実際に暴動も起きているようですが、フランス国内だけでなく国外からも大きな関心が寄せられています。