現地の学生、友人について
リヨン第3大学には日本語学科があり、比較的大学では友人は作りやすいと思います。どの友人も陽気で優しい人たちばかりです。フランスに到着してすぐは、やらなければならない手続きがかなりたくさんありますが、その時も色々と教えてもらいました。授業でわからないことがあれば、ノートを見せてくれたり授業内容を教えてくれたりと、本当に助けられています。週末には大人数でホームパーティーをしたり、バーに飲みに行ったりと楽しく過ごしています。一方で、フランスの学生は勉学に対してとても熱心です。正規学生の場合、必修の授業がたくさんあるらしく、単位の取得が難しいと言っていました。
学生についてではありませんが、大学の成績について少し書いておきます。大学の成績は間違って付けられてしまうことがあります。私は前期の成績で、テストを受けたにも関わらず、欠席という評価になっているものがありました。その際は、担当教員の方やその授業を開講している学部のオフィスに行ってください。正規学生も成績を間違えられてしまうことが多々あると言っていたので、必ず確認してください。前期の成績は2月下旬ごろから、大学のアジア担当の方または国際科のオフィスの方に見せていただくことができます。
フランス留学にかかる費用について
フランスに限らず、留学に行かれる方のほとんどが留学費用について心配されると思います。今回は、留学出発前から留学中まで、フランス留学にかかる全ての費用について書きますので、少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。(書き忘れや思い違いがあるかもしれません。また、費用のことを中心に書くので、手続き等については省略します。)アパートや旅行の頻度などで個人差はかなりありますが、目安は150万円〜200万円ほどです。
(1)留学前〜フランスのアパート入居日
留学前にかかる費用は主に以下の6つがあるかと思います。
1.-ビザ申請関連
Campus Franceへの登録料(15,000円、2017年度)、大使館でのビザ申請料金(6,134円、その時のレートによって異なる)、東京への交通費等。
2.-フライトチケット
3.-海外旅行保険(日本)
海外旅行保険への加入は必須。8月末から6月中旬までの期間で申請すると12万円弱かかりました。
4.-フランスの保険加入
フランスに留学する際、日本で加入する海外旅行保険に加えて、フランスの保険にも加入する必要があります。リヨン第3大学への登録時にオンライン上で€217(2017年度)を払いました。
5.-各種検定受験
6.-アパート関連
住居によって異なりますが、アパートの予約金/デポジット/住宅保険などの費用がかかります。私の住んでいるプライベートアパートの場合、予約金が€330(日本の銀行から海外送金)、デポジットに€650(アパート到着時)、住宅保険に€70(デポジットとともに)かかりました。これらの料金は住居によって大きく異なります。
(2)留学中
1.-家賃
住居はプライベートアパートとCROUS(大学寮のようなもの)に分けられます。プライベートアパートの家賃は€400〜600程度、CROUSは学生向けのためかなり安く、〜€300程です。CROUSもいくつかあり、部屋についている設備(キッチン、風呂、トイレなど)がそれぞれのCROUSによって異なります。
2.-食費
私の食費は週に€30弱です。
3.-洗濯
部屋に洗濯機がない場合がほとんどで、アパートのコインランドリーを利用します。一回の洗濯に€3、乾燥に€1.5が目安です。もちろんコインランドリーはアパート以外にもありますが、アパートのほうが安い場合が多いです。
4.-携帯電話
Freeという携帯会社のSIMカードを契約すると、月々€2のカードと€19.99のカードがありますが、私は毎月€19.99を支払っています。
5.-旅行
フランスのTGV(日本の新幹線のようなもの)を利用する際、予めcarte jeune(1年間有効、€50)を購入しておくと、毎回チケットを格安で購入できます。
長くなりましたが、以上が留学にかかる費用の主なものです。私自身、もう少し家賃の安いアパートにしておけばよかった、など後悔があるので、留学費用を吟味してみてください。
フランスで有名なvoyageという曲を、橋の上で演奏していました。
パリのリヨン駅では旅行者の方たちが即興で演奏して、みんなが合唱していました。