Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2022年11月号 文学部 A.H

あっという間にリヨンに来てから3か月が過ぎました。最近のリヨンは晴れ間が少なく、たいていはくもっているか、しとしとと小雨が降っています。日の入りは早く、日の出は遅いです。

今月末で前期の授業の大方が終わります。今回は今期に履修した授業の紹介とリヨンで開催される様々なイベントについてお話しします。

①授業紹介

今期、私は計5コマの授業を履修しています。

〇必修

-FLE(フランス語の授業)(120分):授業開始前にクラス分けテストがあります。どのクラスでもプレゼンがあります。私のクラスは授業2,3回毎に小テストと、期末テストがありました。

-Culture Française(60分):リヨンやフランスについて幅広く学びます。文学や政治、ジャーナリズムなど、テーマは多岐にわたります。情報量は多いですがスライドが用意されているので時間をかけて復習をすればついていけます。内容もとても面白いです。テストは中間と期末の2回、マークシート形式です。

〇日本語学科

-Japonais version(90分):TD(演習)形式です。日本語からフランス語への翻訳の授業です。テストは中間と期末の2回です。

-Japonais thème(90分):TD形式です。フランス語から日本語への翻訳の授業です。私のクラスの先生は日本人の方です。テストは中間と期末の2回です。

-Japonais histoire culutuelle(120分):CM(講義)形式です。日本の歴史についての授業です。地理や宗教など、授業毎に様々な側面から日本の歴史を学びます。板書や配布資料はなく先生が淡々と話し続ける授業なので、正直私自身の理解度はかなり低いです。中間テストは日本文化に関わる本を読み、授業時間内でレポート(要約+批判)を書くというものでした。期末テストは一問一答形式のようです。

私自身はLyon 3でFaculté des languesには在籍していませんが、所属学部にかかわらずほぼすべての学部の授業を履修することができます。日本語学科の授業を取るメリットは、日本に関心のあるフランス人と多く知り合えることです。

日本人の友人の中には、漫画などの日本文化の授業やフランス文学、英仏翻訳や、ヨガのクラスなどを取っている友人もいます。また私は龍谷大学と単位互換をする予定はありません。

 

②リヨンで開催されるイベント

リヨンでは毎週のように様々なイベントが開催されています。その中で私が今月参加したいくつかをご紹介したいと思います。

〇Salon du chocolat à Lyon

日本でも有名なチョコレートの祭典です。フランスではパリとリヨンで開催されているようです。さまざまなチョコレートの試食や展示、買い物はもちろんですが、チョコレートを使用したファッションショーも新鮮ですごく楽しかったです。自分へのお土産にカヌレとチョコレートを買いました。フランスらしい華やかなイベントでした。

〇Japan Touch

主に日本のポップカルチャーに関するイベントです。多くはアニメや漫画、少しですが盆栽や日本酒などのブースもありました。私はアニメや漫画に疎いのであまり分かりませんでしたが、フランス人の友人はアニメキャラの刀(?)を買って満足そうでした笑。日本食の出店もたくさんありました。友人によるとフランス全土から人が集まるそうで、とても人が多かったです。フランスでは日本文化がこういう形で受容されているんだなぁと知ることができたのは新鮮でとても面白かったです。

また、これはLyon 3主催のものですが、今月末にはBeaujoulais地方へのバスツアーにも参加する予定です。ワインについて学んだり、ワインやチーズの試飲もできるようなので楽しみです。

これら以外にもリヨンでは本当にたくさんのイベントが催されています。リヨンに留学するメリットの一つは、パリほど都会過ぎないので生活しやすく、しかしパリに次ぐ第2の都市であるため街には十分に活気がある点だと個人的に感じます。勉強もかねて、興味のあるイベントには積極的に参加するようにしています。

 

最近、町には少しずつクリスマスの雰囲気が漂い始めています。Place Bellecourには移動観覧車が設置されていました。数日前にはリヨンでもMarché de Noëlが始まったようです。来月はFête des lumièresも開催されるので、とても楽しみにしています。