Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2023年12月号 国際学部 R.K

① 治安、危険を感じたこと、トラブルについて

今月はフランスで感じた不安や、治安、違和感について書きます。実は個人的にはまだ大きな問題や危機に遭遇していません。しかし、聞く話によるとやはりアジア人ということで狙われることや、冷たくされるということも起きているそうです。実際多くの人々が、私たちがアジアのどの国の人など気にしていないのでニーハオと声をかけられたり、夜道でピックポケットをされたりと多くの問題が起きます。そして、彼らにとって、アジア人が絡みやすいこともまた、問題がおこる原因だと僕は思います。僕のいる街リヨンは都会なので危ないなと思う人も夜道にはいます。しかし、昼間などはあまり見かけません。しかし、交通機関を利用する場合は必ず確認、警戒したほうが安心安全だと思います。また、フランスは日本よりも圧倒的にデモが多いので、デモの警告が出た日はなるべく人の集まるところに行かない方が良いです。また、オリンピックやスポーツの大会などが行われる期間はできるだけスポーツバーや街中に行かないことを勧めます。その期間は喧嘩が起こりやすいそうです。僕も2回ほど現地の友達と行きましたが、個人的には楽しかったです。しかし、早めに帰るなど危険から避ける対策は自分なりに考える必要がありました。これは実際クリスマス前にあったのですが、おそらく酒酔いした数人が、絡んできた時に私の友達が喧嘩しそうになっていました。幸運にも止める人がいたため、大きな問題にはなりませんでしたが、僕自身あまり理解できてないうちに起りました。日本のように安心できるスペースが少ないと思います。

② クリスマスやイベントについて

12月、こちらではクリスマスの雰囲気がとても漂っています。フランスではクリスマスに家族と過ごすことが普通で、多くの学生が実家に帰ったり、母国に帰ったりしていました。また、レストランに行くわけでもなく、家でチキンや伝統料理を作り過ごす日本との過ごし方への違いに少し驚きました。また、12月に入ると一気にクリスマスムードが強まっていました。僕のように一人暮らししている場合は、一人で過ごすか、同じ留学生と過ごすか、友達の家族と過ごす選択肢がありました。その時期、ヨーロッパの留学生たちは国に帰っている人が多いので、寮内や学校はかなり静かな雰囲気でした。そして、12月はこちらでもお正月前の雰囲気があり、友達とパーティーしたり、でかけたりすることが多かった気がします。クリスマスとは異なりますが12月初めにリヨンでは光の祭典(フェテドュルミエール)というイルミネーションのイベントがあります。リヨンで建物にイルミネーションされたり、大きなスクリーンで映像が流れたりと他の地域では見られません。また4日間ほどしかないので、レアなイベントだと個人的には思いました。ぜひ行ってみてください。リヨンではこの時期多くのイベントが行われるので、楽しい雰囲気の中過ごす月でした。