Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2023年1月号 文学部 A.H

今月から新学期が始まり、留学期間も折り返しを迎えました。今月は①日本から持ってきてよかったもの、②行政手続き(Sécurité Sociale、CAF)についてお話します。

①日本から持ってきてよかったもの

ヨーロッパへの長期留学にあたって一般に必要であると言われるもの以外に、私が持ってきてよかった(持ってくればよかった)と感じるものは以下の通りです。生活用品が主です。

-フランス語文法の参考書、紙辞書:フランス語の授業はもちろんフランス語で実施されるので、文法事項を母語で確認できる参考書があると便利です。また、授業あるいは試験時に紙辞書の使用のみ許可される先生もいらっしゃるので、電子辞書と併せて紙辞書も持って来たほうがよいと思います。

-衣類:日本から持参した衣類の中で特に重宝しているのがヒートテックです。リヨンにもユニクロはありますが、日本ほど手ごろな価格ではありません。洗濯の頻度も加味して、私はインナー類を1週間分ほど持ってきました。コートの下に着られる薄手のウルトラライトダウンも旅行時に重宝しました。

-スキンケア用品:フランスでは化粧水や洗顔料をあまり見かけません。メイククレンジングも拭き取りが主流です。こだわりのある方は持参するとよいと思います。

-洗濯ピンチハンガー:ハンガーは安価で購入することができますが、ピンチハンガーはあまり見かけません。私はコンパクトに折りたためるピンチハンガーを持参しました。

-はさみ:持ち運びサイズの小さなものではなく、ちゃんとしたはさみが一つあるととても重宝します。

-折り畳み傘:夏場は夕立、冬場は昼夜を問わず頻繁に小雨が降ります。特に最近は雨や雪の降る日が多いですが、日本ほどの激しい雨は少なく、今のところ折り畳み傘で事足りています。荷物にならない程度に軽くコンパクトな折り畳み傘があると便利です。

-クイックルワイパー:掃除用具を持ってきていなかったのでこちらの無印良品で購入しました。シートはフランスのスーパーでも安価で購入できるので、荷物に余裕があれば本体だけでも持ってくると出費を抑えられると思います。

-ミニ扇風機:リヨンに到着した8月末ごろ、最高気温は30度前後あったと記憶しています。湿度が低いので日本よりは快適でしたが、寮や大学にはクーラーがないので特に室内は暑かったです。治安面から夜はシャッターと窓を閉め切って寝るので、少し寝苦しかったことを覚えています。気休めですが、ミニ扇風機は持ってきてよかったです。

その他、延長コード、薬、歯ブラシ、旅行用サイズのシャンプーやスキンケア用品などもあればより快適に過ごせると思います。また、値段は張りますが大抵の日本食はこちらで揃えられます。

 

②行政手続き(Sécurité Sociale、CAF)

今月に入ってようやく、Assurance Maladie(フランスの健康保険)とCAF(住宅補助)の手続きが完了しました。それぞれ手続きを始めたのは10月ごろであったと記憶しています。

-Assurance Maladie:フランスの健康保険で、留学生も加入が義務付けられていると聞いています。先日手続きが完了し、Carte Vitale(健康保険証)を郵送で受け取りました。提出した書類は以下の通りです。

オンライン:大学の受け入れ許可証、パスポート、出生証明書、ビザ、長期学生ビザ有効化手続き済みの証明書、RIB(銀行口座証明)

郵送:パスポートのコピー、証明写真

-CAF:フランスでは留学生も住宅補助を受けることができます。私の寮の家賃は月406€で、今月から月150€の補助を受けられるようです。申請の完了した前月分から補助が適用されるので、必要書類が整い次第早めに手続きを始めることをお勧めします。

オンライン:パスポート、身分証明書(私は学生証を提出しました)、ビザ、長期学生ビザ有効化手続き済みの証明書

今回私は大きな問題はなくこれらの申請を完了することができましたが、正しい書類を提出しているはずなのに何度も跳ね返されたり、結局帰国までにCarte Vitaleを受け取れなかったなども耳にします。手続きがスムーズに進まない場合は、事務所を直接訪れるのがよいかもしれません。

 

1月6日に友人たちとgalette des roisを食べました。