Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2024年12月号 国際学部 O.T

1. 治安、危険に感じたこと、トラブルについて

 来る前までの印象として、昼夜関わらず外を出歩くのは危なすぎると考えていましたが、実際には100%危ないという訳ではありません。昼間の明るい時間は基本的には安全な場所も多いように感じます。しかし、夜は来る前からの印象とはあまり変わらず、警戒心を十分に持つことが大事です。11月辺りには17時頃には外は暗くなっているため、授業終わりには真っ暗になっていることも少なくないです。そのため、学校帰りもピックポケットや危ない人に警戒しながら行動する必要があると感じました。特に街灯が少ないような真っ暗な道を一人で歩いたり、夜中に一人で出かけるのはもちろんですがとても危険です。日本人の友達はお酒を飲みに行き、帰りが遅くなった時に駅でスマホを取られそうになり、スマホを守った時に引っ掻かれたという話を聞きました。この話を聞いて、僕は、駅などの人が集まる場所では、常に気を付けなければと現在も感じています。特に「Part-Dieu」付近にあるショッピングモールや駅では、物乞いで近づいてきたり、署名をしてと近づいて来てその間に荷物を後ろから狙ってくる人もいるので、常に警戒しておくことをお勧めします。

 また、パリに行くときには、リヨンにいるとき以上にピックポケット警戒しなければなりません。電車の中や道路を歩いている時など様々な場面で狙われていると考えても良い程リヨンと比べてピックポケットの被害が多いと感じました。僕が友達とパリに行った時も、マルシェでアクセサリーを見ている時に2分ほど買い物に夢中になった時に、友達がスマホを取られてしまいました。他にはピックポケットではないですが、道でマジックなどの芸を披露するからと呼びかけられ、披露後にお金を請求してくる人もいます。僕たちは声をかけられた時点で怪しかったので聞く耳を持たずに「Non」と答え続けると、文句を言ってどこかへ行きました。

これらのように、日本と比べると危ない場面に遭遇する確率も十分にあるのでどこでも自身の持ち物を守れるように警戒する必要があると僕は感じました。

 

 

 

2. フランスでの経験談 その3

 リヨンでは12月8日を基準とし、その前後に「Fête des Lumières」というお祭りのようなイベントがあります。これは、リヨンの様々な場所でプロジェクションマッピングや、選考で選ばれた芸術作品が飾られるなど幅広いモノが展示されるイベントになっています。

日程は基本的には12月8日を基準に4日間行われ、今年は12月5日~12月8日でありました。どの展示物も無料で見ることができます。また12月8日は交通機関も無料で乗れる区間もあります。しかしこのイベントのために多くの人たちが来るので交通規制があり、特にバスは運航をしていない区間や、いつもとは違ったダイヤで運行している区間もあるので事前にチェックして行くことをお勧めします。またプロジェクションマッピングは一度に鑑賞できる人数が制限されますが、待機列がしっかりと決まっているわけではないため、多くの人が待っている状態になるのでピックポケットには十分気を付けてください。

 プロジェクションマッピングは、日本では見たことない程とても壮大でキレイでした。また、特に僕が見て驚いた芸術作品はペットボトルを軸として使われていた作品とプラスチック、葉や枝が使われていた作品です。この二つの作品はライトアップなど光の当たり具合もきれいに施されていて、日本では見たことのない作品で言葉にできない程素晴らしかったです。