Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2024年12月号 国際学部 Y.P

<治安、危険を感じたこと、トラブルについて>

すでにフランス国内のいくつかの都市を旅行で訪れましたがパリやマルセイユと比較するとリヨンの治安は良い方だと感じます。ただし、日本と比較するとやはり注意が必要です。私のスリ対策としては口の大きく開いたトートバックなどはあまり使用せず、使用したとしても腕で口を閉じるようにして持っています。またリュックは地下鉄に乗る際に必ず前に持つ、地下鉄でスマホは利用しない常に荷物は自分と触れ合っておくようにして置くなどと習慣づけるようにしています。実際に一度、スリをしようとした人をリヨンの地下鉄内で見かけました。数人の10代の女の子数名が地下鉄で男性に「この電車は〇〇駅に行きますか」と声を掛け、男性が1人の子に気をとられている隙に他の子達で男性を取り囲むようにして近づいて行きました。その時、私はスリだと気付かずただ本当に電車について尋ねているのだと思っていたのですが、同乗していた他の男性が急に女の子達を「降りろ」と次の駅で降ろしてそこでやっと「スリだ」と気づきました。実際に韓国留学生の友達らはリヨンの地下鉄内でスマホを、リヨンのMarché de Nöelで財布を盗まれてしまいました。なのでやはり油断は禁物です。危険な地域はリヨンの治安を調べると出てくると思いますがやはりGuillotièreです。地下鉄とトラム乗り換えのために時々昼間にGuillotière駅で降りますがすぐにその異様な空気感を感じます。道でタバコなどを売り買いする人、アジア人を見るや否や「ニーハオ」と声を掛けてくる人など、なるべくその周辺には近づかないようにしています。またこれはGuillotièreに限る話ではありませんが、リヨンにはあまりアジア人が多くないようでアジア人を見て「ニーハオ」と声を掛けてくる人は一定数います。中国人に見られることが嫌だとかそういう話ではなく、そういう人たちは大抵揶揄いの悪意も込めているので目も合わさずひたすらに「無視」を決め込みましょう。実際に足を運んだことはないのですが、Vénissieuxの方面も治安は良くないと聞きました。

 

<4ヶ月が過ぎて>

12月はフランスにいても「師走」であることに違いはないなと、国は違えど共通点が見られて面白かったです。12月5日から8日はFête des lumièresという聖母マリアに感謝の意を表す祭典がリヨンの街全体をあげて行われます。様々なモニュメントや歴史的建造物にプロジェクションマッピングがなされ、夜はBellecourやHôtel de villeなどの中心地区は歩行者天国になりヨーロッパからの多くの観光客で埋まります。祇園祭のような盛り上がりようでした。12月上旬までには多くの授業が終了しテスト期間に入ります。テストを終えると2週間のvacancesです。この時期、他のヨーロッパの国から来ている学生の多くは帰省するので自然とアジア圏からの留学生やリヨンが地元の友達と過ごすようになります。大学が企画したBeaujolaisツアーに参加してBeajolais Nouveauを飲んだり、友達とMunichとStrasbourg、Colmarを旅行で訪れ各地のMarché de Nöelを堪能しました。ヨーロッパで過ごす初めてのクリスマスにはやはり圧倒されましたし、何よりも子供だけでなく大人が心から楽しんでいる様子を見るのが日本とはまた違っていて見ているこっちも嬉しい気持ちになれました。またクリスマスとお正月に対する感覚がフランス人にとって日本人と見事に真逆なのも面白いです。4ヶ月が経ち自身のフランス語のアウトプット力にも以前に比べると変化が現れてきたように感じます。これからさらにどう成長していけるか自分自身楽しみです。Bonne année!

Beaujolais Nouveau

 

 

 

 

 

 

 

Lyon Fête des Lumières 

 

 

 

 

 

 

 

 

Munich Marché de Nöel