Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2025年2月号 国際学部O.T

1.試験について

僕が大学で受けたテストについて紹介します。

フランスでは、期末試験以外にも中間試験のようなものがあります。僕が受けている授業ではこの試験をCC (contrôle continu)と表記されています。さらに実施される日は授業によって異なり、全授業回数の半分に達した時や、1週間の休暇がある前後の週にある場合もあります。試験の日程は、最初の授業時や、試験を行う数回前に授業内など、説明されるタイミングはまばらなのでいつ試験があるかしっかり把握しておく必要があります。

 期末試験は主に2パターンに分かれます。1つ目は各授業の最終日に行う形式です。この形式は日本でもあるように、授業の最終講義の中で行われる形となっています。2つ目は、試験期間内に行う形式です。これは学校内の授業と補講が共に全て終わった後にテスト期間が設けられ、その中でも指定された日に行われます。この形式は日本にもあるのですが、フランスと日本では大きな違いがあります。それは、他の授業と合同で行う事です。僕が受けていた授業は科目名がほとんど同じで、日本やロシアなどそれぞれの地域について学ぶ授業がありました。授業日や先生も当然バラバラなのですが、期末試験だけ同じ教室でありました。もちろん受けた地域の授業によってテストは違うため、テスト前に席の指定もされていました。また、CCや授業中に期末試験をする場合でもいつもとは違う教室で行う場合もあります。

 テスト形式は日本と同じように選択肢から選ぶものや、記述式など様々あります。特に記述式のテストでは主にボールペンを使うので、日本から用意して持っていくことをお勧めします。他に日本と違った部分は特にないように感じました。CCと期末試験の割合は授業によって異なりますが、どちらのテストも点数がそのまま成績に直結するので、とても大事になっています。

 

 

 

2.今月の生活で感じたこと

 2月といえばバレンタインがあります。フランスのバレンタインは日本とは全く違うモノでした。日本であれば、チョコを送るのが一般的となっていますが、こちらではバラを渡している人が多く見受けられました。また、バラは男性が女性に渡していました。さらに、バレンタインの時期あたりから大通りなど色々な場所でバラを売っている人が増えていました。僕が一番驚いたのは、友達とレストランでご飯を食べている時に、お店の中にまで入ってきてバラを売ろうとレストランのお客さんに話しかけている人までいて、日本では考えられない光景でした。

 次に感じたのは日が沈む時間が徐々に遅くなってきている事です。日本の2月よりも明らかに暗くなるのが遅くなってきました。12月や1月には17時頃には暗くなっていたイメージですが、現在は19時前までは明るいように感じます。また、日の長さに伴って暖かくもなってきていて過ごしやすくなっており、教室では半袖で授業を受けている人もいます。僕自身も日差しが強いときはコートを着たまま歩くのは暑く感じるようになってきました。もうそろそろ春が来るのを日に日に実感しています。