グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

セントラル・ランカシャー大学
2015年11月号 経営学部 R.T

①カルチャーショックについて

自分がこちらに来て受けたカルチャーショックは数多くありますが、中でも驚いたことは大きく分けて二つあります。一つ目としては以前のマンスリーレポートにも少し書きましたが、とにかくイギリスは移民や海外からの留学生が非常に多いことです。初めてマンチェスター空港に降り立った時、車を待っていると、おそらくインド系、パキスタン系の方々であろう人々の数に圧倒されました。いくら国際空港とはいえ、自分がマンチェスターという場所に持っていたイメージとかなりのギャップがあったので度肝を抜かれました。そして今自分が住んでいるプレストンという町に至っても、ひとまず外に出れば様々な恰好の人々がおりアジア、中東、アフリカ、アメリカ大陸など世界のあらゆる国々の人々がいます。その多様性ゆえに大学においても様々なバックグラウンドを持った人々がおり、ひとたび政治や経済の議論をすると、様々な意見や考えが出てきて、いろいろ考えさせられる事がよくあります。また特定の国について勉強をするにしても日本で学んでいた時には本やネット、授業だけの知識で終わってしまう事が多かったのですが、ここではその国の人々に直接話しを聴く事が出来ます。しかも一人や二人からでなく何人もの人に尋ね、議論しあうことが出来るのです。そこからその国の人々が持っている独特の雰囲気や空気感そしてその国の人の生の意見を深く学び取ることができ、大変勉強になります。

②カルチャーショックについて〔2〕続き

例えば自分には今サウジアラビア出身の友人達がクラスにいるのですが、彼らとのサウジアラビアの歴史(特にフサイン=マクマホン協定)についての討論やサウジアラビアが抱える人権問題、そしてISISとシリアの内戦を含む現在話題になっている問題についてイスラム教徒としてサウジアラビア人としてどのように思うのかなど深く討論しました。それらの議論は自分には本当にワクワクするものでこれこそ海外で学ぶ醍醐味であると強く思いました。彼らと話す以前には、サウジアラビアに関しては女性の人権が極めて低い事、例えば女性は車を運転することが出来ない事、麻薬、同性愛、不倫などの死刑など厳しいイスラム法がある国だという印象があり。またサウード家による絶対王政の国で国民は世界の情報に暗いであろうと自分は思っていました。しかながら彼らと話してみると人にはよりますが、世界の情勢にかなり明るく尚且つ今の中東の混乱の最初の端緒はフサイン=マクマホン協定にあることや今のISISの出現はフセイン政権の崩壊が直接的な引き金になっている事を的確に看破し、さらにはアルカイダはアメリカが対ロシアのために作り出した組織が勝手に暴走しだした事など、歴史を大変深くそして鋭く理解している事がよくわかりました。ここまで書いた内容で特にサウジアラビア、中東の歴史、現状そしていくつかの用語に関していまいちよくわからないという方もいらっしゃるかと思いますが、実はこのことがイギリスで受けた二つ目のカルチャーショックに大きくつながっています。次回のマンスリーレポートでいくらか続きを書かせていただこうと思いますので、よかったらそちらの方も見ていただければ幸いです。