1.治安、危険を感じたこと、トラブルについて
イギリスでの留学生活も3ヶ月が経過しました。私が暮らすプレストンは非常に治安が良く、夜間の外出や一人歩きでも過度な緊張を強いられることはありません。これまでトラブルに巻き込まれることもなく、この穏やかな環境に感謝しながら日々を送っています。
しかし、先日休暇を利用して訪れたドイツへの旅行では、普段の生活がいかに恵まれているかを痛感する、二つの「ヒヤリとする」出来事に遭遇しました。
一つ目は、理由のない威嚇です。現地の街中を友人と歩いていた際、見知らぬ通行人から突然、大声で怒鳴られました。私たちは通行の邪魔をしたわけでもなく、ただ歩いていただけです。言葉は完全には聞き取れませんでしたが、明らかに私たちのアジア人としての容姿に向けられた敵意を含んだものでした。プレストンでは地域の方々に親切にされることが多いため、自分が「異物」として扱われる恐怖と理不尽さを、この時初めて肌で感じました。
二つ目は、観光地での「署名詐欺」の目撃です。親しげに近づき署名を求め、その後に金銭を要求する手口の詐欺集団を間近で見かけました。幸い私たちは手口を知っていたため関わりませんでしたが、観光客をターゲットにした犯罪が日常に潜んでいる光景に、気が引き締まる思いがしました。
これらの経験は、プレストンでの生活で緩んでいた私の危機管理意識を叩き直す契機となりました。一歩外に出れば、外国人である私たちは常に標的になり得るという現実を受け止め、残りの留学生活においても、決して気を緩めることなく「自分の身は自分で守る」という意識を徹底していきたいと思います。
2.休暇について
今月の自由テーマとして、クリスマス休暇を利用して敢行した、アイスランド、ドイツ、チェコ、オーストリアの4カ国周遊旅行について報告します。ヨーロッパの「圧倒的な大自然」と「歴史ある文化」の両極を肌で感じる、非常に濃密な時間を過ごすことができました。
旅の最大のハイライトは、何と言ってもアイスランドでのオーロラ観測です。天候に左右されるため見られるか不安でしたが、幸運にも遭遇することができました。氷点下の澄み切った寒空の下、夜空に揺らめく幻想的な光のカーテンを目にした瞬間の感動は、筆舌に尽くしがたいものがありました。日本では決して味わえないその光景は、自然の雄大さと美しさを改めて教えてくれ、これまでの留学生活の中でも最高峰の思い出となりました。
一方、その後に訪れたドイツ、チェコ、オーストリアでは、中欧の伝統的なクリスマスの空気に浸りました。国境を越えるごとに少しずつ変化する街並みや言語、そして各都市のクリスマスマーケットの賑わいは圧巻でした。特にウィーンやプラハの歴史的建造物がイルミネーションに照らされ輝く姿は美しく、多くの人々が冬の祝祭を楽しむ様子に、欧州文化の奥深さと温かさを感じました。
短期間で4カ国の通貨や交通システムに対応しながら移動することは容易ではなく、前の項目で触れたようなトラブルもありましたが、それらを乗り越えて旅程を完遂できたことは大きな自信となりました。教室での学習だけでは得られない、多様な文化や価値観を肌感覚で理解できたこの経験は、留学生活の大きな財産です。この旅で得た広い視野とリフレッシュした心で、新学期からのプレストンでの学業にも一層励みたいと思います。




