Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ヴィリニュス大学
2024年2月号 国際学部 K.Y

①試験について

今回は、期末試験及び成績評価の方法についてです。

講義の成績評価は各講義によって異なりますが、基本的に試験、レポート、プレゼンテーション、講義内のセミナーへの参加態度などの項目の組み合わせによって構成されています。期末試験においては、私の場合、前期に受講していた6つの講義中2つの講義で期末試験が行われました。回答方式は、選択式と記述式のどちらか、または混合がメインであると思われます。私が受けた一つ目のテストでは、教室のスクリーンに問題が映し出され、その解答をWordに打ち込み、終了後に教授にメールでその回答を送信するという形式でした。二つ目のテストは、オンラインで行われ、形式は1つ目のテストと同じく回答をメールで送信するというものでした。また、そのほかの講義はレポートとプレゼンテーションが主な評価項目となっていました。成績の評価方法に関しては、科目選択の際にシラバスをよく確認する、また講義が始まってから約二週間は講義の変更が出来るので、その間に一度講義に出席して評価内容を知ってから講義選択を考える、などという事を実践すると良いと思います。

 

②リトアニアでの言語について

私が、”この国本当に面白い!”と常々感じている要素の一つは、リトアニアで話されている

”言語”の状況です。リトアニアの公用語はもちろんリトアニア語ですが、それとほぼ同じくらいロシア語も話されています。その背景には、かつてソ連に占領されていたという歴史が多く結びついており、特に年配の方達はリトアニア語と同様にロシア語も話すことが出来ます。(しかし、今日の若い世代のリトアニア人にはこの傾向は見られません。)スーパーマーケットやお店の年配の店員さんが、英語を話すことが出来ない代わりに、ロシア語は話せるということが頻繁に起こります。また、リトアニアでは多くのウクライナ人が移住してきており、彼らにとってもロシア語がとても流暢に話せる言語であるため、ロシア語での会話が日常的に行われています。わたしも多くのウクライナ人の友人がいますが、彼らがウクライナ人同士、またはベラルーシの友人と話す際は、ロシア語を使っています。(ロシア語はウクライナ語と同じくらい身近な言語なので、英語よりも快適に使える言語のようです。)また、リトアニアでは歴史上ポーランドとの繋がりが深く、国家的少数民族(national minority)もポーランド人の移民が一番多いため、ポーランド語も身近な存在にあると思います。(普段はあまり耳にしませんが、、)日本では”日本語を使うのが当たり前”ですが、リトアニアに来てからは、その”1つの国に1つの言語”という概念が崩れ、言語の多様性やスラブの国の言語的繋がりなど、興味深い発見をすることができました。リトアニア語を含めたヨーロッパの言語に着目すると、その類似点や繋がりが分かり、このようなトピックについて話すことは、私たち日本人にとってとても刺激的な経験になると思います!

 

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