まず、アメリカ、アリゾナそしてキャンパス内の治安について、そして大学でとられてる対応について書きたいと思います。そして、これまでに参加させていただいたイベントについて書きたいと思います。
①治安、危険を感じたいこと、トラブルについて
まず、アメリカは、多くの州で銃の所持が合法化されており、日本と比較して銃規制が緩く、アリゾナ州も簡単な手続きで銃を購入することができるそうです。銃を簡単に使用することができるという事実は、銃に慣れていない私にとって好ましくないと感じます。
アリゾナでも、夜に近辺のスーパーで銃撃される事件や、アリゾナ州立大学ではないのですが、北アリゾナ州立大学で友人同士の喧嘩が発展し、銃の事件が起こりました。アリゾナ州立大学では、秋ごろに一度、potential mass shooting( 銃乱射予告)がネット上にあがり、多くの講義が休講になりました。また、自主的に学校に行かない学生も多く、キャンパス全体が静寂に包まれ、キャンパス内に大学付属の警察官が見回りをしている光景を見て、アメリカの大学の、学生の危機管理能力の高さを感じ、銃の危険性を実感しました。(実際、銃乱射予告は、12歳児の子どものいたずらだったのですが。)
そのため、キャンパス内では、緊急用ボタンのついた柱が多く建てられており、ボタンを押すと警察がすぐに駆けつけるようになっています。私は、警察に無料で家の近くまで送ってもらえるエスコートサービスを利用したり、現在行くべきでないエリアについての情報が書かれたメールに気を配る等しています。留学生の方は友人と情報交換し、危険を感じたり、トラブルに遭遇した際はすぐに留学センターに行き、担当の自分の担当者と相談することをお勧めします。
②イベントについて
できる限り、試験勉強と課題を計画的に済ませながら、留学前から関心のあった行事やアメリカの文化に触れられるイベントに参加させていただきました。以下には特に興味深かった行事、イベントについて述べたいと思います。
日本文化に関わるもの
アリゾナ州立大学の全学部が参加するホームカミングデイや、人間研究学科の施設の10周年の祝典のイベント等で日本文化を伝えるため、書道や折り紙を折るという経験をさせていただきました。日本文化に馴染みの薄い大人の方や小さな子ども達に折り紙を教えていくことは非常に楽しく、文化の多様性と伝えていくことの重要性を実感しました。また、多くの人が日本文化に感動する様子を目の当たりにし、交換留学生として、留学期間中に自身が異文化を学ぶだけでなく、日本文化を多くの人に伝え、大学の国際交流に貢献していこうと考えました。
ハロウィーン
10月には町中がハロウィーンのムードに包まれ、私は、教会が主催するハロウィーンパーティに参加させていただきました。そこで、自分たちで非常に大きなカボチャを彫りジャック・オ・ランタンというランタンを作る体験をさせていただきました。また、パンプキンパイや様々なカボチャ料理をふるまっていただいたり、様々なお菓子を食べ、多くの友人を楽しい時間を過ごすことができました。
サンクスギビングデイ
11月にあるサンクスギビングデイは、アメリカではクリスマスに次いで大きな国民的祝日の一つです。サンクスギビングデイには、同じ寮に住むアメリカ人の友人の家にホームステイさせてもらいました。昼には友人の家族とともに教会に行き、七面鳥、ハム、クランベリーゼリー、チェリーパイやマッシュポテト等のアメリカ伝統の料理をいただきました。夜には、友人の家族がヨルダン出身であるため、ララク・イナブという炊き込みご飯をブドウの葉で巻いたものや、ズッキーニの肉詰め等のヨルダンの伝統料理をふるまっていただいたり、私自身も少しばかり家から作っておいた日本食を食べてもらったりしました。また、夕食後には友人と友人のお姉さんとお母さんと共に中東の伝統的スイーツであるクナーフェというチーズケーキを作り、非常に温かく思い出に残る数日となりました。
留学前に自身の目標とともに関心のあるイベントや経験について考えておくことで、その時間を捻出するためより計画的に勉強することができると考えます。
左上からかぼちゃのジャック・オ・ランタン、サンクスギビングデイにおいて友人の家での夕食、クナーフェ、アリゾナ州立大学の留学フェア、教会の写真です。