Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

南ミズーリ州立大学
2013年4月号 法学部 M.M

I. この1年をふりかえって

というか正確には10ヶ月ですが。笑

いくつかの目標を持ってここに来て、いくつかの新しい目標を作りました。
達成できたことも達成できなかったこともあります。
後期で全面的にレギュラークラスを履修してもいいと認められたときの緊張感と達成感。
ソフトボールのコミュニティーで選手兼コーチとして 練習時にはたまに指導側に回り、大会の試合でコールド勝ちしたこと。
ボストンキャリアフォーラムで、準備していったわりに ボコボコに負けたこと。
後期頭で一番の目標だった 有給日本語チューターの選考には落ちたこと。

この留学生活が自分にとって 実質的に最後の大学生活だっただけに、
成功も失敗も多かった、たいへん濃い10ヶ月になって嬉しく思います。

自分は以前 寮チューターだっただけに、渡米前に
留学経験者の先輩や 龍大に留学中の友達から いろいろ話を聞く機会がありました。
ほとんどの人が、「留学中に 言語を学ぶという事に対して 一度は絶対 鬱になる」と言っていましたが、
やはり自分にもありました。

そういう鬱にもいろいろなケースがあると思います。
ある先輩は 「何で自分が言語を学びたいのかが分からなくなった」と言ってましたし、
ある友達たちは 「いくら頑張っても ある程度のセンスがなければネイティブ並みに話せない」、
「交換の1年だけでは無理がある」、「価値観が違うから合わない人とは本当に合わない」、
いろいろな話を聞きました。

自分の鬱は 言語のcontext(日本語でどういう風に訳せばいいか分かりません…)でした。
日本語は 直接的に言わずとも、”分かるだろ?こういうことな。”という、含みのある言語だと思っています。
対して英語は、シンプルで直接的です。はっきり言わないと分からない、ということです。 
たまに英語の会話を聞いていると 回りくどく聞こえるというか、
そこに笑い話が絡んでいると、あまりおもしろくなくなってしまうというか、幼稚に感じることがあるのです。

この話、あまりちゃんと伝わってないですかね?笑 これを伝えるの凄く難しいです。笑
アメリカンジョークって日本人からすると、全然おもしろくないものの方が多いですよね。
これもそこからきていることだと思うのですが、良い例になっているんでしょうか これ?笑

少し話が逸れてきましたが、留学ってやはり基本的にはキツいものです。それなりのキツさや葛藤があります。
記憶は美化されて楽しいことの方が鮮明に残りますが、
今 自分が思い返してみると、やはり週末や旅行のことばっかりだったりします。笑

特に後期の頭は授業についていくことだけで いっぱいいっぱいでした。
「今日も寝れねぇなぁ。。。」っていう日もたまにありました。 
ただ授業は、龍大法学部のように聞くだけの講義でなく、
意見を言い合ったりする議論中心のクラスが多いので、
質の高い授業が受けれたと思います。

大教室で講義、という授業がほとんどなく、
少人数制のクラスが多いという点がMSSUで一番良いポイントだと思います。

 

 

 

 

 

 

自分の4月のメインはソフトボールの大会でした。
お揃いで背番号入りのTシャツを作ってキメてきました。

 

II. 帰国後、この留学経験をどう活かす予定か

自分の帰国後にすることは ハッキリしています。メインは就活です。
TOEICやTOEFLなどの試験を受けれるだけ受け、自分がこの大学でしてきたことを
数字で裏付けることが当面の課題だと思っています。

 

この課題テーマに沿ってる答えなのかどうか分かりませんが、
自分はこの大学生活であることを学びました。

自分の目標を見つけるタネは、人と人との繋がりの多さです。

自分の一番の名言です。たまには僕だって良い話の一つや二つぐらいできます。笑

物事に取り組むには目標が必要ですが、どうやって目標を見つけることができるのでしょうか? 
それが簡単に見つけれるなら 誰もが業種を絞った就活ができ、誰もがハッキリと将来の目標を持てるはずです。 
目標を見つけることって なかなか無かったり、意外と難しかったりするはずです。

ですが、自分の大学生活は上手いことできていました。
英語が一番の苦手教科だった自分が、ひょんなことからBIEに応募することになりました。
BIEでは 日本語を勉強してた現地の学生に、勉強面だけでなく生活面でも かなり助けられました。
言葉を辛抱強く教えること、言葉で助けることのカッコよさを知った僕は、
龍大で そういうカッコいい人になれるように 寮チューターに応募しました。 
生活を共にした留学生たちの充実した生活と、彼らの頑張り・上達ぶりを1年間見て、交換留学を目指すようになりました。

自分の大学生活は人との出会いによって、やりたい事が繋がっていました。
逆に言えば、BIEや寮チューター時の友達との出会いがなければ、
僕はJoplinにいないどころか 交換留学すら興味がなかったはずです。

新しい友達や先輩ができて、その人たちから感化されて やりたいことが生まれる。目標とは そういうものだと学びました。

寮チューター時ほどではありませんが、交換留学を経験したこの期間、人との繋がり増えました。
それだけ自分に新しい目標ができる伏線が生まれているはずです。 
帰国後、自分は今年から始まった留学生寮日本人枠に応募し、留学生たちとまた居住することが決まっています。
人と人との繋がりをさらに増やし、 やりたいことの選択肢を増やすことも帰国後、というより一生続いていく自分の課題です。

 

 

 

 

 

 

 

伏線のみなさん (なのか!?)。笑

 

III. 自由テーマ

自分の最後のレポートです。
これまで自分の自由テーマは、これから留学に行く人にとって役立つ
具体的なことを書いてきたつもりでしたが どうだったでしょうか?笑
今回もその方向でいきたいので、MSSUの良いとこ悪いとこを ざっくばらんに書いていきます。

良いとこ
・マンモス学校でなく、小規模な学校なので少人数制が多い。
・でもクラスや学部はいろんなものがある。
・ジムやプールが大学施設とは思えないほどのクオリティー。
・Joplinの人はかなり優しい。 
・全米でもトップクラス(だと思う)の治安の良さ。 大学内も大学警察がいたりして安全。
・International clubがあり、ホストファミリーやらランゲージパートナー、留学生向けのイベントいろいろ。 
Facebookのページでイベントの連絡や提案もできる。
・ボーリングやバッティングセンターが激安。 
・たいていの店が町に揃っている。

悪いとこ
・車が無いと水すら買うのがキツい。 
・食堂が不味い。(外食は美味しいところが多い。寮にキッチンなし。)
・ど田舎。
・飛行機で旅行に行く際、Joplinからの直行便がない。(片道 最低2回乗ることになる=航空代高い) 
・大学がアメリカの中では小規模(らしい)ので、春セメ・秋セメのどちらかで開講しない授業があったりする。
・学期始めの授業料払いの際に、駐車代をなぜか払わないといけない。保険も龍大規定のものと二重に加入させられる。
・洗濯機が荒い。ApartmentやEast Hallの寮の人は洗濯できる時間が限られる。
・クスリが大流行。意外にやってる人 多い。セントルイスから安価で流れているため。

個人的にはMSSUで本当に良かったです。
という感じで、自分のマンスリーレポートを締めたいと思います。
ありがとうございました。