Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

南ミズーリ州立大学
2017年4月号 国際学部 S.H

カルチャーショックについて

まずアメリカの人たちは良い意味でも悪い意味でもマイペースな人が多いです。約束の時間に平気で遅刻してきたりドタキャンなども日常茶飯事なので予定が潰れたりして初めの頃は腹が立ったり戸惑う事も多々ありました。しかしここにきて学んだことは何事も臨機応変に柔軟な姿勢が大事だということです。旅行で飛行機を利用したとき、搭乗時間一分前で急に搭乗ゲートが変更になったり、スーツケースを預けたら紛失されかけたこともありました。それでカウンターの人たちに尋ねても知らないと言われ探してもらえませんでした。幸運にも僕のスーツケースは見つかったのですが友達はスーツケースを紛失されてから1か月後に見つかったみたいです。日本の接客の質はとても高いと感じました。ネガティブ点ばかり挙げましたが良い点もあります、客と店員がフラットな関係で友達に話しかけるような感じで店員がフレンドリーに話しかけてきてくれることもあります。日本ではこういった光景はあまりみません。自分がバイトで接客していた時はお客さんには常に敬語で話し一定の距離を保つのが普通でした。

文化の違いにぶつかった時それとどう向き合うかで留学生活が楽しくなるか苦痛になるかが決まります。僕の場合は文化の違いを感じる度に日本とこんなに違うのかと受け入れるようにしています。

 

自分が取り組んだ英語の勉強方法

一年間留学したら英語はできるようになるのか?答えは〇であり×でもあります。確かに耳が慣れて英語が少しは聞き取れるようにはなるかもしれませんがただ生活しているだけでは上達はしません。僕の場合、留学してからの3か月間はとても大変でした。留学前からある程度英語はできると思って来たのですが全くと言っていいほど聞き取れないし相手にも自分の言ったことが理解されませんでした。でも3か月が経とうとした頃、あることに気づきました。英語が伝わらないことでいつの間にか自信も失くして声まで小さくなっていたのです。それに気が付いてからは言い間違いを恥ずかしがったりして何も言わない方が恥ずかしいと思い声を張るようになりました。そして英語力を向上させるために、自分は発音が悪くて英語ができないとまずは認めることから始めました。そうすることで変なプライドも無くなり言い間違いなどもあまり気にならなくなりました。次に取り組んだのがもっと英語漬けの環境に身を置くことです。一週間の自らの行動を振り返ると留学していてもあんまり英語を話す機会が少ないことに気が付きました。学部の授業は講義なのであんまり話さず授業後は部屋で一人課題をするという繰り返しでした。そこで取り組んだのが現地に友達を作る、一人でいる時はアメリカンムービーを観るということです。せっかくアメリカに来たから現地の人たちと交流して文化に触れたいという気持ちが大きかったです。遊びのなかでネイティブの人が使う独特の表現を覚えていったり発音を聞いてマネたり友達に発音を聞いてもらって直してもらうというのを繰り返すうちにだんだん自分の英語が伝わるようになり嬉しかったです。初めのうちは僕以外全員ネイティブという環境で遊びに行ったときは会話についていくのも大変で孤独に感じたり居心地が悪いと感じることもありました。それでも僕はアメリカの文化を学びたいという思いで留学に来たのでこういった試練を乗り越えていくのが留学の目的の一つだと確信しています。最近ではだいぶ聞き取れるようになり自分の言いたいこともだいぶ言えるようになってきたので毎日がすごく楽しいです。