私はFood mattersという授業を受講しています。この授業は授業の前に大量のリーディングの課題があるのでそれを終わらせて、録画された講義をオンデマンドで見て、毎週の授業に沿ったテーマのディスカッションの課題を次の授業までにオンライン上の共有スペースで共有するという授業スタイルです。そして授業とは別に2つのエッセイとプレゼンテーションがあります。毎週の授業と並行してエッセイやプレゼンテーションを進めなければいけません。リーディングや課題の量は日本の大学とは比べられないほど多いので、計画的に毎日コツコツ進めることが大事だと思います。授業のすべてがオンデマンドでオンライン上で進められるので、先生や他の生徒と話したり、直接話したりすることはありません。友達を作ることも機会がないので難しいです。唯一関われることができるのは、共有スペースで違う人の意見を読むことができるくらいです。そのためオンライン留学は少し孤独で、退屈のようにも感じます。しかし、講義は録画されており、また意見を交換するのはすべて文字なのでわからないところは分かるようになるまで何回でも見返すことができ、自分のペースで勉強を進めることができるともとらえることもできます。またわからないことや不安なことがあった時はオンラインでもサポートを受けれるようになっているので、電話でもメールでも自分からアクションを起こして助けてもらう事が大事だと思います。
約1か月オンライン留学をやってみて、渡航留学と違うところが以前よりはっきり見えてきました。今回は3点の違いを書きたいと思います。
1つ目は、友達作りについて。現地に渡航すれば、留学生向けのイベントは大学や寮でほぼ毎日のようにありました。なので自分から意識してたくさん行動を起こさなくても友達を作ることができ、英語を話す機会がたくさんあります。しかしオンライン留学では、そのようなイベントはほぼなく、英語を話す機会も一段と減ります。また友達を作ることは難しいように感じます。そのため自分から意識して行動を起こすことがより大切だと思っています。
2つ目は、授業外の事です。現地に渡航すれば、授業外は友達と出かけたり課題をしたりが多かったですが、オンライン留学の場合は、今までとあまり変化はなく、授業外はアルバイトや部活動などに参加し、生活スタイルをあまり変えなくてもいいというメリットがあります。しかしその反面、今まで通りの生活スタイルのまま課題や授業を両立させるのはなかなか厳しいと思います。なので自分で優先順位を決めながら、取り組むことが大切だと痛感しています。
3つ目は、授業スタイルの違いです。直接の対面授業だと後で見返すことはできないですが、オンラインの場合は何回でも分かるまで見返すことができるので、授業の内容をしっかりと勉強することができます。反対に、現地にいると授業の内容もそうですがそれ以上にリスニング力やスピーキング力が成長できると思います。
このようにオンライン留学と渡航留学では違うところが多く、メリットもデメリットもそれぞれあることが分かります。